豊橋空襲を語りつぐ会主催の平和講演会2010を開催しました
2010年6月20日(日)豊橋市民センターにおいて、豊橋空襲を語りつぐ会主催の平和講演会2010を開催しました。
まず、原爆の火が校内で保存されている全国唯一の学校として有名な豊橋の桜丘学園生徒のみなさんから平和の取り組みの報告がありました。広島・長崎・沖縄への平和の旅に参加した中高校生からの言葉は力強い平和のメッセージとして参加者の心に響きました。
続いての企画は、東京大空襲を記録する会の活動でも有名な、作家の早乙女勝元さんの講演会「語り継ぐ平和への想い〜ある作家の体験から」でした。
【早乙女さんのお話しより】
● 空襲の惨禍を語り継ぐことは、実は現在の本当の姿を知ることです。過去を知り、現在を正しく認識し、未来を幸せにするために活かすことが大事です。
「過去の教訓を侮る者は未来に同じ過ちを繰り返す」のです。
戦争を知っている人は伝えましょう。知らない人は学びましょう。
● 第二次大戦での日本人の死者約310万人のうち200万人が1945年に亡くなっています。資料によると、1945年の当時の平均寿命は男性24才、女性37才といわれています。このことはまさに平和と人命が直結している証明といえるのではないでしょうか。
● 私(早乙女さん)は敗戦当時13才でしたが、灯火管制解除、日本国憲法公布などによって初めて“平和”を実感しました。しかしわずか数年後に日本は憲法での約束から逸脱を始めました。戦後の日本は「大砲(軍事費)かバター(社会福祉費)」の選択で大砲を選んできました。軍隊は国家のためにあるもので、決して民衆を守るためのものではありません。
● 戦後65年を経て、空襲体験は「歴史」となりました。人間は実体験していないことを追体験することができる知性を持っています。記憶を記録に、その記録をさらに活用できる条件を作らなければならないと思います。それぞれの地域の教育の場で活用できるようにすることが大切です。手段は活字、映像、コミック、体験画などいろいろな方法で記録しておく事が急務といえます。
● 過去の真実を未来につなぐことは今を生きる私たちの責務です。それは、過去の人たちの声と未来の人たちのこれからの声を重ねあわせることです。次世代の子どもたちは今を生きる私たちを信頼し切っているはずです。
この日は65年前に豊橋空襲があった日です。100人以上の参加者で犠牲者への追悼と平和への思いを新たにしました。



